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番組審議会


第114回 放送番組審議会

◆開催日
  平成30年7月31日(火)午後6時30分

◆開催場所
  ドリームスエフエム放送株式会社 本社

◆出席者
  委   員 : 田中優子 白谷由紀子 中西昌人 中澤剛(レポート)  
  放送事業者 : 秋穂真由美 内藤圭祐  

◆議 題
  番 組 久留米市防災啓発番組「防災ワンポイントくるめ」・「防災インフォメーション」
            
◆議事の概要
  放送事業者が対象となる番組をCDに収録したものを事前に委員に聴いて頂き、審議会の席上、各人が感想を述べ意見交換を行うもの。

<委員より寄せられた感想> 
① 防災啓発に関する情報が増えて、実際に中身まで聞かれずにまた同じ話だと聞き流してしまうケースも多いと思われる。7月の西日本豪雨で警戒警報が鳴っても行動しないという警報慣れと同じような構造で、日頃の備えについても自分は理解して行動していると思いがちになっているのではないだろうか。どう伝えるかというところで工夫が必要。今回の場合は防災啓発のマニュアル的なことを伝えているような印象を受けたので、具体的に言えば筑後地区も様々な災害を経験しているわけで、その時々の避難所や防災メールが命を守るために果たした重要性を具体的に話すなど、より身近な実例を話せば話も伝わり易いのでは。
② 毎月1回啓発番組が放送されるのであれば、今回の災害の教訓として実例を交えて話してもらえればより効果的に災害対策・防災知識を拡げるという目的を達するのでは。
③ 全国各地で緊急告知防災ラジオの活用が始まっているが、いかにピンポイントの情報を知らせるのかが重要である。今回は広島・岡山・山口の被害状況がメディアでクローズアップされすぎて、地域で起きている災害状況や必要情報が陰に隠れてしまって、本当に困っている人たちに情報が届かないという状況があった。その中で最も活躍するのがラジオやSNSであり、被災者が持つピンポイントな情報をリアルタイムに発信することが出来ると思う。緊急告知防災ラジオの起動は自治体から受けた情報を流しているケースが多いと思うが、ぜひとも住民やリスナーの万一に備えて災害時の登録制度を作り、情報提供してもらいながらリアルタイムな放送をする仕組みが将来出来たらいいなとこの番組を通じて感じた。
④ 防災・減災のための番組を定期的に放送することはとても良いことだと思うが、少し一般論に終わっているような印象を受けた。具体的なピンポイントな情報が欲しい。今回ハザードマップについて紹介があったが、久留米市内のハザードマップでの危険区域など中身を少しでも紹介するとより身近になるのでは。
⑤ 減災につなげるために大事なことの1つとして昨年の九州北部豪雨のときから言われているのが、地域の過去の水害について知っておくことである。朝倉エリアにおいても300年前の水害のことを忘れており、そのとき被害が出ていた地名がまさに同じ地名であった。こういうことこそコミュニティラジオで情報発信してリスナーの記憶にとどめ続けるような工夫をされることがいいのではないだろうか。
⑥ 防災インフォメーションについては、短い時間でワンポイントアドバイスのような情報発信をされていてよかった。AEDの使い方なども専門的すぎて普通の人は使ってはいけないのではと思いがちだが、AEDの装置自体が使用していいか判断してくれるなどの情報は知らなかったので発信してくれることはいいことだと思う。また、避難所について疑似体験すると良いと言われていたが、どういう風に疑似体験できるのかの具体的な話があると良かった。
⑦ 防災啓発のための情報発信としての番組編成の試みは素晴らしく、今後も内容を充実されていくことを期待したい。久留米市の番組は説明主体で聴いてもすぐに理解につながらなかった。ただ原稿を読むだけでなく、一般の人にわかりやすい言葉で、自分の意思を込めてしゃべってほしい。それが標準語でなくても問題ない。反対に、防災インフォメーションについては専門家と女性アナウンサーとのかけあいになっていて聴きやすかった。
⑧ 久留米市には7月の西日本豪雨の教訓事項についても情報発信してほしい。災害対処は自助・共助が7割以上である。避難勧告に従わず自己判断で災害にあった方が多かったことが今回の一番の大きな教訓ではないだろうか。住民の避難を促す意味でもぜひ実施してほしい。
⑨ 想定できない災害が多く起きている中、地元のFMでこういったことを取り上げることは大事だと思う。関心が高いテーマなので誰が聴いても耳に入ってくると思う。防災啓発番組は市民向けにしっかり伝えている内容になっているとは思うが、話し方がとても堅いので少し聞きづらいところはあった。